金とメッキの見分け方ガイド!自宅で簡単にできる見分け方を徹底解説
2023.08.29買取金はアクセサリーや資産運用、化学の分野などさまざまな用途で使われている貴金属のひとつです。
黄色がかった美しい輝きを持つ金は、古今東西多くの方を魅了しています。
一方、なかには金を表面だけに使用した、「金メッキ」と呼ばれる加工が施されたものがあります。
本記事では、金とメッキの見分け方について、自宅でも見分けられる方法をご紹介します。
金とは?
金とは、元素記号が「Au」と表記される貴金属で、アクセサリー以外にもさまざまな用途で用いられています。
特徴として、下記のようなものがあります。
- 耐酸化性が高く、さびにくい
- 展性・延性が高いため加工がしやすい
- 金属のなかでは柔らかく、キズが付きやすい
アクセサリーとして使われる際、さまざまな形状に加工されるだけではなく、キズが付きにくいように金以外の金属を混合します。
いわゆる「合金」と呼ばれるもので、金の含有量によって下記のように表記されます。
- 24K・K24…金の純度が100%
- 18K・K18…金の純度が75%、合金が25%
- 14K・K14…金の純度が5%、合金が41.5%
合金の含有量が多くなるほど硬くなり、キズが付きにくくなりますが、金の価値が下がる傾向にあります。
金メッキとは?
金メッキとは表面に金が使われていますが、中身には別の金属が使われている加工方法を指します。
コーティングにはさまざまな種類が含まれており、加工方法によって下記のように表記されます。
- GP(Gold Plated):薄い金の膜を電解メッキしたもの
- GF(Gold Filled):層が厚く摩耗に強い
- GS(Gold Shelled):金張り
金メッキのアクセサリーを一見すると、美しい輝きを持っているため本物の金でできていると思ってしまう方がいらっしゃいます。
そのため、悪徳メーカーなどは本物の金を使用している、と偽って販売をすることがあります。
そのような場合、下記の方法で金とメッキを見分けましょう。
金とメッキの見分け方
こちらでは、金とメッキの見分け方をご紹介します。
刻印
金やメッキには、刻印が施されているものです。
本物の金が使われているアクセサリーには、「K○○」や「○○K」といった刻印が施されています。
一方、メッキ製品には「G○○」と彫られていることから、刻印で見分ける方法があります。
色味
金やメッキには、それぞれ独特な色味や輝きがあります。
金は純度が高くなるほどオレンジ色の色調が強くなる傾向にあり、合金が含まれるほど黄色が強く表れます。
一方、メッキによっては少しくすんで見えるものが含まれているため、見た目で判断できるものがあります。
比重
金はほかの金属と比べて比重が高いことから、小さいアクセサリーでもズッシリと重量を感じます。
一方、メッキでできているアクセサリーは金よりも比重が軽いため、金ほど重さを感じることはほとんどありません。
本物の金とメッキを両方所有している際に判別する方法ではありますが、比重によって見分けることができます。
磁石
金は磁石に引き寄せられない性質を持つため、磁石に引っ張られたアクセサリーはメッキ加工が施されていると言えます。
金メッキが施される金属にはコバルトやニッケルといった、磁石に反応する性質を持つ金属が多く使われる傾向にあります。
磁石は一般のご家庭にも多くあることが考えられるため、簡単に見分けられる方法のひとつだと言えます。
おわりに
本記事では、金とメッキの見分け方についてご説明しました。
金にはK24やK18といった金の含有量に関する刻印が施されており、展性・延性・耐酸化性が高く、さびにくい性質を持ちます。
金メッキには「G○○」といった刻印が施されており、外側と内側で使われている金属が異なります。
下記、金とメッキの見分け方です。
- 刻印
- 色味
- 比重
- 磁石
高い価値を持つ金を好む方は、本物の金であるかを調べておきましょう。
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