18金と24金の違いとは?価値が決まる基準や違いを解説
2024.03.10買取金はその美しさと希少性から、古今東西多くの方を魅了している貴金属のひとつです。
かつては宝飾品として重宝されていましたが、近年では導電性や熱伝導率の良さから、産業でも使われています。
金の価値を決める要素のなかには重量がありますが、ほかには純度を示す「○○金」と呼ばれる指標があります。
本記事では、18金と24金の違いについて、価値が決まる基準や違いとあわせて解説します。
18金と24金の違い
18金と24金は、どちらも金の純度を表すものであり、18金は純度75%、24金は純度が99.99%になります。
金は美しい輝きや化学的な特性から、さまざまな業界で重宝されている金属です。
しかし、高い需要を持っているにも関わらず、年間採掘量が非常に少ないことから、需要と供給が合っていない金属といえます。
また、純度が高い金は少しひっかいただけでもキズが付くような、とてもやわらかい性質を持っています。
そのため、アクセサリーとして市場に出回っているほとんどの金は、合金を含めて強度を上げているのです。
その結果、アクセサリーに使われている金は強度を獲得しましたが、同時に純度が下がってしまいます。
金の価値は純度で決まる
同じ重量で比べた際、18金と24金では後者のほうが高い価値があります。
先述の通り、18金にはさまざまな合金が使われているため、同じ重量でも金の含有率が低くなっています。
そのため、インゴットなど金そのものの価値を評価する商品には、24金が用いられます。
このように、金の価値は純度で決まるといえるでしょう。
18金と24金の純度以外の違い
こちらでは、18金と24金の純度以外の違いについてご説明します。
色味の違い
24金は金本来の色である濃いオレンジ色をしていますが、純度が低くなるほど合金が含まれるため、明るみが増します。
そのため、18金と24金を比較した際、18金のほうが明るく見えるでしょう。
比重の違い
金は比重が大きい金属としても知られており、19.13から19.51までの比重が一般的です。
一方、18金は14.84から16.12までの比重が多いことから、手に取ったときに少し軽く感じるでしょう。
硬さの違い
先述の通り、金は純度が高くなるほどやわらかくなる性質を持つため、アクセサリーとして用いる際は合金を含めます。
なお、18金でも合金として含める金属によって硬度が異なるため、強度が気になる方は「ビッカーズ硬度」を確認しましょう。
使用方法の違い
18金は金の輝きを維持しつつ、高い強度を持つことからアクセサリーやジュエリーに用いられます。
一方、24金は傷つきやすいことから、観賞用の金貨やインゴットなど、資産として活用されています。
18金のメリット・デメリット
18金のメリット・デメリットをまとめると、下記のようになります。
メリット
- 24金よりも硬度が高い
- 24金よりも安価である
- 24金よりは価値が劣るものの、資産価値がある
デメリット
- 合金がサビや変色を起こす可能性がある
- 合金がアレルギー反応を引き起こす可能性がある
- 24金よりも資産価値が低い
24金のメリット・デメリット
下記は、24金が持つメリットとデメリットです。
メリット
- 18金よりも資産価値が高い
- 酸化や還元反応などの化学反応を起こしにくい
- 導電性や熱伝導率が高いことから、産業にも利用される
デメリット
- 購入時の価格が高い
- やわらかくてキズが付きにくい
- 需要と供給により、価格が変動する
おわりに
本記事では、18金と24金の違いについてご説明しました。
18金は24金に合金を含めたものであり、高い強度と24金よりも安価である点などが特徴です。
一方、24金は高い価値を持つため、コインやインゴットに形成されて資産運用の商品として用いられます。
純度による特徴の違いを理解しておき、最適な純度の金を購入しま
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