金の売り時はいつ？価値が上がるタイミングと高く売るコツを解説

金は日本での採掘量が非常に少ないため、大半は海外からの輸入に依存しています。

一般的にはアクセサリーとして目にすることが多いですが、電子部品など産業においても高い需要があります。

また、資産運用の商品としても使われており、高い利益を残すためには売り時と買い時を見極めなければなりません。

本記事では、金の売り時について、価値が上がるタイミングと高く売るコツとあわせて解説します。

金の売り時は価値が高いとき！

どのような要因においても、金の売り時は価値が高いときになります。

ビジネスにおいても「安く仕入れて高く売る」ことが多くの利益を残すために重要な考え方です。

金の価値は2000年以降上昇傾向を維持しており、当時購入した金が購入価格以上で売却されることも珍しくありません。

比較的価格変動が安定している資産といわれる金ですが、突然価値が下がってしまう可能性はゼロではないものです。

そのため、高値が付いたタイミングで売却するのか、今後のさらなる高値に期待するのかは、金の所有者の考え方に依存します。

金の価値が高まるタイミングはいつ

金の価値は、下記のタイミングで高まる傾向にあります。

• 円安・ドル安のとき
• 世界経済が不安定なとき
• 株安が続いているとき
• 世界的な有事が発生したとき

多くの場合、お金の価値が下がって金の価値が上がったときに高値が付けられます。

たとえば、円やドルはほかの通貨と比べて信頼性が高い通貨として投資家に知られています。

そのような通貨が何らかの理由で価値が下がったとき、投資家たちは金に資産を移す傾向にあります。

需要が増えたことによって価値が高まり、結果として金に高値が付けられるのです。

金は投資商品のなかでも価値変動が少ない安定資産であることから、最低限の利益を確保することが目的と推測されます。

金を高く売るコツ

金を高く売るためには、高値が付けられたとき以外にも確認しておくべき要素があります。

こちらでは、金を高く売るためのコツをご紹介します。

純度を確認する

金を含む商品には、下記のようにさまざまな純度があり、高純度になるほど買取価格が高くなります。

• K24（24金・純金） ：99～100％
• K22（22金） ：7％
• K18（18金） ：75％
• K14（14金） ：5％
• K10（10金） ：42％

所有している金の売却を検討しているときは、純度を確認しておきましょう。

重量を確認する

同じ純度の金でも、重量が大きいほど高値で買い取られます。

多くの場合、金の価格はグラムで表記されるため、下記の数式でおおよその買取価格を算出できます。

金の買取価格 = 所有している金の重量（グラム）× 金の価格（円/グラム）

金の価格は日々変動するため、高値が付いたタイミングで売却しましょう。

・金を売るときの注意点

金の買取を行っている業者は多くありますが、それぞれで見積価格が違うものです。

そのため、金を現金化する際には複数の業者に声を掛け、高値を付けた業者に売却しましょう。

また、金を売却する際には本人確認書類が必要であるほか、売却時に手数料が発生する点にも注意が必要です。

税金は買取価格（譲渡所得）が50万円以上のときに発生し、税額は保有期間が5年以上になるかどうかで変動します。

金を高額で買い取ってもらうためには、タイミング以外にもさまざまなポイントを押さえる必要があることを覚えておきましょう。

おわりに

本記事では、金の売り時について解説しました。

金は下記の要因により高値が付けられる傾向にあるため、そのタイミングで売却を検討しましょう。

• 円安・ドル安のとき
• 世界経済が不安定なとき
• 株安が続いているとき
• 世界的な有事が発生したとき

タイミング以外の要因で金を高く売るためには、所有している金の純度と重量を調べておきましょう。

金を現金化するときは、1円でも高く買い取ってもらいたいものです。